梅雨の季節、6月に入りました。今年も折り返し地点まで来たということですね。早いものですね。
6月に入ると、多くの小・中学校等では、歯科検診が実施されます。6月4日から10日は、歯と口の健康週間なので、それに因んでこの時期なのでしょう。私は子供の頃から、幸い歯は丈夫で健康。過去の学校歯科健診でも、一度も指摘されたことがなく、歯科医院にも、「親知らず」の抜歯程度でしか通院したことがありません。
何を隠そう、「8020 ハチマルニイマル」を目指している一人です。
ご存知の方も多いかと思いますが、「8020運動」は、平成元年から当時の厚生省と日本歯科医師会が推進している運動で、「80歳になっても自分の歯を20本以上残そう」というものです。20本以上の歯があれば、概ね満足な食生活を送ることができると言われており、「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」との願いを込められて始まったのだそう。
介護が必要な高齢者の場合、口を上手く開くことができない方も多く、口の中でトラブルが生じていても、周囲が異変に気づきにくいことが多いそうです。日本訪問歯科協会では、以下の点に注意をしてほしいと呼び掛けています。
*口臭
口の中の汚れが原因の一つ。虫歯や歯周病の可能性があります。
*話し方や食べ方
入れ歯がはずれやすい、噛みづらそう、言葉がはっきりしなくなった、などは、口のトラブルが原因のこともあるそうです。
*体力
元気がない、風邪、発熱などの症状にも注意が必要。体力低下により口の中の細菌が増えやすくなり、誤嚥性肺炎にかかりやすくなることもあるそうです。
できる限り、異常は早期に発見し、ご自分の歯で食事を楽しんでいただきたいものです。加齢とともに衰えは進むものですが、何事も予防が大切。
私も油断せずに、定期的に歯科を受診し、歯の健康チェックをしていこうかなと思っています。