最近「内斜視」という目の病気があることをニュースで知りました。眼球の黒目の部分が内側に寄ってしまい、物が二重に見えるなどの症状が出るそうです。 10代の若い世代での発症が増えており、スマホの使い過ぎが引き金になっている可能性もあるとのこと。
確かに、電車などで見かける多くの若い世代はスマホを手にしています。いや、若い世代だけではなく、今や中高年も持ち歩いている時代。先日、電車でふと前を見ると座っている10人ほどすべてがスマホを見ていました。かくいう私も電車などでSNSなどをしたり、ニュースを見たり…スマホの操作は今や生活の一部になっています。
ただ、それが目に悪影響を与えているのであれば心配です。私は小学生の頃より視力が低下し、中学生でメガネ、高校の時からはコンタクトを使用するようになりましたが、その当時は煮沸消毒なども必要で、手入れに手間がかかりました。ピント調整が低下した今では、遠近両用コンタクト、遠くを見る用のメガネ、パソコンをする時用のメガネなどシーンごとに使い分けなければいけません。 高齢になると、白内障、緑内障などに悩まされる方が大勢いらっしゃいます。父はまぶたが下がってしまう「眼瞼下垂」になり、昨年改善するための手術を受けました。
目は多くの情報を得るために日々働いているため、年を重ねるにつれ、その負担が様々な症状となって現れるのかもしれません。目のトラブルを防ぐには、若いうちから少しでも目を大切にすることだと思います。スマホを使用する際には、30分ごとに休みを入れる、長時間の使用を避ける、といったことを心がけると良いとのこと。 私は小学生の頃、視力の低下を少しでも防ぐため、「できるだけ遠くを見る」「緑を見る」よう医師から言われました。それでも残念ながら近視は進んでしまいましたが、時々視線を遠くに移す、自然の風景に目を向けることは、気分転換にもなるような気がします。 一雨ごとに木々の緑が深まっていくこの季節、時には目を上げて外の風景を眺めたいと思います。