熱中症厳重警戒

例年ですと梅雨が明けてから熱中症の話題が出るのですが、今年は東京でも5月から30度を超える日があるなど (北海道に至っては35度を超えた日があったようですね) 今から注意が必要です。

厚生労働省の資料では、【「熱中症」は、高温多湿な環境に長くいることで、 徐々に体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能がうまく 働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。屋外だけでなく 室内で何もしていないときでも発症し、救急搬送されたり、 場合によっては死亡することもあります。】とあります。

先週は仕事で車を走らせていると救急車のスクランブルに遭遇する 事が多かったようにも思います。 ニュースでも運動会で熱中症にかかり緊急搬送された事例もあったりと 身体が暑さに慣れないうちに急に熱くなって温度調整機能が追い付かないのも一つの要因だと思います。

特に子供や高齢者は感覚機能の低下などによりリスクが高い為より注意が必要です。

理由は様々で、「電気代がもったいない」(イヤイヤそんなに電気代掛かりませんって)、「エアコンの風が苦手」(風向き変えれば解決ですよ)、「暑くは感じない」(それはイロイロな意味で感覚が鈍くなっているのでは)・・・等々。

水分補給も重要な事です。 「喉の渇きを感じていないから大丈夫」(喉の渇きを感じた際には既に脱水しています)、 「汗もかいていないから大丈夫」(温度調整機能が・・・それでも水分摂りましょう)、「トイレが近くなるからあまり摂りたくない」(大丈夫。思ったほどトイレの回数が増えることはないです) 。

以前、ケアマネとしてご利用者宅に訪問すると何軒かはこの暑さでもエアコンはおろか、扇風機すら使っていないお宅もあったように思います。モニタリングしながら背中を滝のように汗が流れていくのを感じながら・・・

昔の知恵で[打ち水]なども有効な手段です。水が蒸発する際に空気中や地面の熱を吸い取ってくれます。これを[気化熱]といいます。(水1gの蒸発につき約0.58kcalの熱が奪われる) 水が蒸発する際に滞留が発生し、湿った風が発生します。

政府も地球温暖化対策キャンペーンの一環として打ち水を 奨励しています。皆様も今年の夏は熱中症対策をした上で涼しく過ごしてみませんか?

M ・Y
介護相談員、主任ケアマネジャー、福祉用具専門相談員。 皆様のブレイクタイムにちょっとした話題の提供ができればと思っています。
介護食の基礎知識

介護のキホン

介護シーン別に基礎を知る

みんなが注目する基礎知識

要介護度とは?

要介護度とは?

介護度は7段階に分かれていて、要支援1・2、要介...

介護度別ケアプラン事例

介護度別ケアプラン事例

<要支援1>支給限度額49,700円、自己負担額...

デイサービス(通所介護)の選び方

デイサービス(通所介護)の選び方

デイサービスは曜日によって利用者が異なり、雰囲気...

家族で話し合おう

家族で話し合おう

家族で話し合おう...

介護用語を調べる

頭文字から探す

 
 
     
 
         
A B C D E F G H I J K
L M N O P Q R S T U V
W X Y Z              

キーワードから探す

このページのトップへ