令和元年から3週間。 私は昭和生まれですが、子どもの頃は明治生まれの祖母を、大昔の人、または歴史上の時代の人と同じとみていました。そのくらい、より以前の元号が遠かったです。皆様はいかがでしょうか?
さて、今回は、1世紀をお元気にお過ごしのAさんとお話した内容についてご報告します。 Aさんは、難聴はあるものの内臓は至って快調。認知症もなく、同居の息子様との喧嘩に勝つために爪を伸ばしているくらい元気です。そんなAさんは、 「令和に興味はない!」 「数えるのが大変だから西暦で言え!グローバルであれ!」 「100歳越えたら違う人類だと思うな!成れの果てだ!」 と名言がたくさんあります。
101歳目の夏に向け、Aさんは新たな目標ができました。それは「主治医の前で秋田音頭を歌う」です。 Aさんが定期受診をされる際、訪問看護師のご支援として、難聴を考慮して訪問状況(健康状況の経緯)を紙面にまとめて担当医に渡してもらうのですが、そこに“訪問終了時はいつも、故郷の秋田音頭を歌ってくださいます”と書いたところ、先生や看護師さんたちから「聞きたい!歌って!」とリクエストがあったそうです。その日は恥ずかしくて歌えなかったので、次回8月にリベンジすると意欲表明されました。息子様は恥ずかしがられていますが、なんと素晴らしい! 故郷が遠いと感傷的になる方も多いですが、歌って踊ってその場その場で盛り上がる「地元音頭」は素晴らしいですね。
私は去年の猛暑で生まれて初めて夏バテしたので、この夏の目標は「しっとり生き延びる」とお伝えしました。失笑されました。 皆さんは「楽しさを共有する目標」はありますか?