先日、家族が筍を沢山掘ってきました。筍ご飯におかか煮、グリーンカレー、と家族それぞれが好きなメニューで料理し、ここ数日は筍料理が食卓に並びました。私も初めて筍グラタンに挑戦、市販のルーを使った手抜き料理ではありますが、新玉ねぎと鶏肉を加えたら、ほんのり甘味を感じる一品ができました。
母も旬の食材を使った料理を良く作ってくれたので、子供の頃から季節を感じる献立を楽しむことができたのは幸いと感謝していますが、介護の仕事を始めるようになってから、高齢の方からも調理法などを教わりました。
「この時期は山菜取りに行ったんだよ~」「タラの芽は天ぷらが一番」「フキは味噌で炒め煮にしても美味しいのよ」などなど… 毎年、この時期なると「目に青葉 山ほととぎす 初がつお」と口にする方がいらして季節の訪れを感じたものでした。
畑が身近にある環境で暮らし始めてからは、旬の食材を新鮮なうちに味わえる機会が増えました。少し前は、ブロッコリーやカリフラワー、大根、今は新キャベツやスナップエンドウなど… 取りたての野菜は甘味があり、電子レンジでチンして、塩やオリーブオイルをかけるだけで美味しくいただけます。料理が苦手な私でも味付けに四苦八苦せずに済むので何よりです。
近年はほとんどの野菜や魚が一年中スーパーで手に入ります。それはとてもありがたいことではありますが、やはり旬のものの美味しさは格別です。旬の食材を少しずつでもメニューに取り入れることで、外出が難しい高齢の方も、季節を感じることができるかもしれません。
さあ、私の大好きな「カツオ」の美味しい季節が近づいて来ました。楽しみです!