備えていますか?

3.11(東日本大震災)から早8年が経過しました。この時期になるとテレビも地震などの災害についてお伝えする事も多くなります。

8年前の今頃、皆様はどんな風に過ごしていましたか?

鉄道が止まり、【帰宅難民】となった方もいらっしゃったかと思います。交通機関が止まった場合の自宅までの経路は確認しましたか?また、ご自宅から避難所までの経路は確認しましたか?車いすの場合でも行ける経路でしょうか?もしかしたら地盤沈下や液状化現象、道路上に倒壊した家やがれきなどが散乱していることがあるかもしれません。

様々な理由で【福祉避難所】を選択しないといけない場合もあるかと思います。どこに開設されるか確認していますか?※福祉避難所とは「主として高齢者、障害者、乳幼児その他の特に配慮を要する者 (要配慮者という)を滞在させることが想定されるもの」として主に福祉施設と 行政が協定を結んで行っている避難所となります。主治医や飲んでいる薬やどんな介護サービスを受けていたのか、どんな介助が必要なのかなどの情報も必要になってきますね。

【計画停電】によって影響を受けた方も多かったと思います。もしも、電源が必要な医療機器を使っているようならそれこそ生命に直結します。予備の電源などについても平時に考えておかないといけないですね。

【物流がマヒ】した為、スーパーやコンビニなどでは棚に商品が無くスカスカになっていた事も思い出されます。納豆や乳製品、ミネラルウォーターが手に入らなくなりました。 また、ガソリンスタンドには数キロと言う長蛇の列が出来ていたことが思い出されます。 3日分の食料や水があれば支援を受けるまでに何とか持ちこたえることも出来ますが、 避難袋の非常食の賞味期限は大丈夫でしょうか?避難袋自体、震災後は災害時にいつでも直ぐに持っていける場所に皆準備してあったはずですが、気が付けば今は物置の奥に追いやられてはいないでしょうか?

30年以内に「震度6弱」以上が発生する確率は、関東地方でも80%とも言われています。 これが天気予報であるならば皆様、傘を持って出かけますよね。 いつ地震が起こるかは分かりません。もしかしたら明日かもしれません。また、被害をゼロに防ぐことは困難だと思います。

少しでも【減災】しましょう。家の中は大丈夫ですか?倒れそうなタンスがある場所に介護用ベッドを設置していませんか?ベッドの位置を変えたり、タンスの転倒防止器具を使うことによって少しでもリスクを減らせることが出来ます。タンスの下敷きになっても直ぐに助けが来るわけではないです。 話しは逸れますが、なぜ人はタンスの角に足の小指をぶつけるのでしょうか?人生1度や2度は皆様も経験ありますよね・・・ あれもとても痛いですが、タンスの下敷きになったら命にかかわりますから。

私も含め、ついつい[喉元過ぎたら・・・]となりがちですが、この機会にご家族やケアマネジャーさん、関係者の方とも話し合ってみるのもいいかと思います。

M ・Y
介護相談員、主任ケアマネジャー、福祉用具専門相談員。 皆様のブレイクタイムにちょっとした話題の提供ができればと思っています。
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